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2007年3月過去ログ
捻挫をした足がまだ痛い
1週間ビッコ(この表記、ピ−なのか)をひきひき過ごしてみて
改めて実感したのが人間の体とは、なんと精巧にできているのか、ということである
整形外科で自分の足のレントゲンの図を眺めながら、
今まで何の支障もなく、日常に参加し続けられた大いなる偶然に感謝した
自分の五体の機能のなかで、最も大切なものは人それぞれかもしれない
私の場合は視力を失うのが一番嫌かな
テレプシコーラではないからね
そういえば、どろろの欠損した四拾八の部位について、昔考えたことがある
生きてはいられたのだから、内臓などは入っていないだろうとか
漫画でもそのへん詳しくは列記されていなかった
アニメ版は購入したまま、まだ全部見ていないのだが、再放送絶対不可、ピーだらけである
映画版はツマブキがやるより、乙武さんが良かったのでは、という意見をネットで読んだのだが、私も同感だね
日本で英語教師として働いていた英国人リンゼイ・アン・ホーカーさんが殺害されるという痛ましい事件が起こった

うちのアパートメントの家賃設定はかなり低いほうなので、リンゼイさんと同じくらいの若年層で占められている
NOVAではないが、英会話教師も二人いるし
オーストラリアの日系青年は日本料理を勉強するために来日し
あちこちに面接にでかけていたが、さっさと赤坂の日本料理店での修行を始めた
もう退室したが、やはり豪州から来た別の青年は、私に尺八を聞かせてくれたものだった
したたかに日本での生活に溶け込んでいく者
いい人すぎて騙されないだろうか、と、こちらが心配になってしまう者
千差万別ではあるが、皆、日本語という言葉の壁を乗り越えて、、こちらに来た勇者であることに変わりはない
ここはそんな勇者たちの旅の宿である

大家と言えば親も同然 店子と言えば子も同然
江戸時代、大家と店子の関係は今より濃密であった

リンゼイ・アン・ホーカーさんのご冥福を、お祈りします
tokyoという都市をめざして、この惑星の彼方此方からやってきた異国の人々が、
何故か今、うちのアパートメントに集結している
と思うとなんだか不思議な気持ちになるわけで
部屋が七つなので南総里見八犬伝には一つ足りない
(八人が住んでいた時期もあったが)
もう少しキャパ増やしたい
とまた五部屋作ることにしたこの私とホリエモンは根っこでは同じなんだろか
経済という石ころをゴロゴロ転がし、それが大きな巌となったとき、周りの風景はもう見えなくなるんだろか

お気に入りの女優を見つけることは、そんな映画と出会うより更にむずかしい

2006年度、いっちゃんよかった映画は邦画「ゆれる」
そして主演女優賞は文句なく「ローズ・イン・タイドランド」(製作は2005年だが日本公開は2006年である)
のジョデル・フェルランドにあげたい
この子は存在感あるねえ
知らずに借りた「サイレントヒル」にも彼女は出ていて
他の大人たちを食っちまう七色オーラをビシバシ放出していた
Tidelandは新宿武蔵野館に見に行ったのだが、ロリ中年の巣窟と化したか?と思いきや、
どちらかというと若い年代の女性層で静かに埋められていた
カワイすぎなポスターの罠に嵌った幼気な人々に幸あれ
映画はかなり毒なので毒マニアにはおすすめだ
劇薬ヤン・シュヴァンクマイエルほどじゃないけどね
諸星先生の「私家版魚類図譜」を読み終える
これからも私家版シリーズとして、さまざまな類を楽しめるのかと思いきや、
後書きには鳥・魚の二種で終る旨が静かに宣告されていた
2003年3月に出版された前回の「私家版鳥類図譜」は、久しぶりの諸星氏の新作ということで、
待ちわびていた私はかなりの飢餓状態にあったと記憶している
その贔屓目な飢餓感を差し引いたとしても、私にとっての個人的満足度を満たす作品が並べられていた
で「私家版魚類図譜」
まっくろくろすけ、出ておいで
とでも叫びたくなるほどキモエグい系の作品は、すっかり形をひそめてしまった印象がある
諸星大二郎の傑作と言われる「生命の木」など昔読んだときは、
あまりに絵柄が気持ち悪く体が受けつけなかったのだが、これははて、どうしたことだろう
水から上がってヒトが進化するように、体質・嗜好も無惨な時の流れとともに変貌していくものなのだろうか

サイトを休んでいる間にだが、知人の一族が経営している和菓子屋でちょい働いてみるという経験をした
和菓子作りの工程などに関心があったので、良い勉強になった
この店はANAの人気スイーツに選ばれたり、TVの露出度が高かったりといった状況で、朝から晩までてんてこまいなのであった
例の不二家の衛生管理の問題などで、マスコミは一族経営の体質うんぬんというお決まりの方向に叩きがちである
私自身、昔の勤務先で腐った一族経営の裏を見続けておったので、このシステムには怪しい会計処理だの駄目後継者だのといった負のイメージしか持っていなかった
が、この和菓子屋一族のチームワークぶりを見て今までの思いこみが初期化されたのだった
一族経営 やるじゃん
和菓子の組合に行くと、その数が昔と比べて激減したことをここの店主が嘆いていたのだが
洋菓子よりロス率が低いので和菓子の方が儲かりまっせ
若人よ、和のパティシエをめざしてみてはいかがかな
六本木の青山ブックセンターで「古川日出男ナイト」というイベントがあり、 こちらで新作を購入したのでこれに参加できる権利も有したのだったが、結局行かなかった
古川日出男が、というより、どの作家であっても本を読むだけの関係にとどめておきたいという気持ちが強いのだと思う
あ、でも諸星先生なら行ってしまうかもしれないなあ


最近、遅まきながら、桜庭一樹を読み始める
きっかけは、東京創元社刊「密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー 」からである
田中啓文の「忠臣蔵の密室」がお目当てで、これを求めたのであるが、
桜庭一樹の「少年バンコラン! 夜歩く犬」にへーーっと思ったのだ
気になる作家を見つけるとそればっかり食っていくという悪癖を持っているため、
三冊ほど続けてみたのだが、私個人の評価の順列は以下である
「少女には向かない職業」<「赤朽葉(あかくちば)家の伝説」 <「少女七竈と七人の可愛そうな大人」
「七竈」に出てくるおばさんになってしまった(元少女の)描写があまりにもあまりにも鋭すぎたので
ここまで来てはじめて、鈍ちんな私は作者について調べてみたのであった
桜庭一樹氏は女性であった
男性でこんなの書かれたらぎゃふんだからね
そうそう、話は戻るが田中啓文の「忠臣蔵の密室」は良かったぜ

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