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2007年4月過去ログ
GWは混みそうなので、平日である昨日、鎌倉にある祖母の墓参りをすませてきた
春のお彼岸に捻挫してしまい、おまいりできなかったせいである
鎌倉のZ木座霊園が祖母の眠っている墓所なのだが
こんなところに?という隠れ里ならぬ隠れ墓地とも呼びたい場所にある
(墓地のある)山の上というか高台めざして、くねくねした崖道を登っていくわけだが、
左が山、右が谷といったデザインとなっている

途中、相模原でバイクのバッテリーが上がるというアクシデントがあり、
16号沿いのバイクショップで交換しているうちに時間をくい
墓地についたのは、4時過ぎというなんともあきれた時間となってしまう
遅刻してごめん、おばあちゃん
墓地へと通じる崖道なのだが、どうも落石やら崖崩れがあったらしく、
工事関係者による大規模な崖の補強工事が行われている真っ最中であった

今までその落石でも起きそうな不安定な崖っぷりの風景が好きだっただけに、
無味乾燥なる造作が施されてしまったことは残念だ
不安に慄く崖上・崖下にお住まいの皆様よ、どうか不遜な発言を許されたし
そう思ってしまったのだから仕方あるまい

ここの霊園で今まで怖さを感じたことはただの一度もない
孫はこんなやつだが、善の権化であったような祖母よ、どうか安らかに眠り給え
少し前の朝日新聞に「掃除機で砂嵐画面」「心霊現象かと」という表題で記事が載った
↓以下、要約抜粋
掃除機をかけていると、テレビのカラー画面が砂嵐となり、
チャンネルを確認するとリモコンには番号のない「16」が表示されていた
「心霊現象かと思いました」
数年後、新しい掃除機に買い換えて、やっと砂嵐と掃除機のつながりがわかった
「じゅうたん」という機能ボタンを押すと、テレビ画面が切り替わることに気づいたのだった
掃除機本体に赤外線を送るリモコンが、テレビを誤作動させていた

家庭内の複数のリモコンが他の家電を誤作動させるということが報道され、周知の事実となってきたが
これなどは、解明されなければ新しい怪談となった事例である

もうひとつ
昔、愛宕山月輪寺にあるしだれ桜から、涙のように水滴が降り注ぐので桜が泣いているとされた
こちらは、葉の中に泡巣を作って住むアワフキムシの幼虫の仕業である
(ネタ元は荒俣先生の「世界大博物図鑑」蟲類)

たとえば、生態系が崩れ、アワフキムシが絶滅すれば、「桜が泣く」という怪異は消えるかもしれない
それでも、リモコンの誤作動という新しい世の中に即した怪異の素が、生産されていくわけなんだが
やっぱり、昔の方が風情があっていいなあ、と懐古主義者は贔屓してしまうのであった
地下鉄のプラットホームで電車待ちしている間、隣に立っていた老人がパンをかじりだした
着衣や立ちふるまいから判断するに、ホームレスではなく、町のご隠居といった風情である
西友でしこたま買ったらしいパンは、レジ袋大の中に
よほど、お腹が空いてるんだなあ、と思われる食べっぷりであった
いったん、火のついたお爺さんの食欲は途切れることなく、
車内の人となってからも手を休めることができないようであった

車内の冷たい目などに後ろめたい気持ちがあるのだろうか
あせってレジ袋をガサガサいわせるので、非常にうるさい
平然と食べていれば、アンパンをかじっているだけなのだから、たいした音もしないのである
そんなにお腹が空いているなら、どうぞお食べください
餓鬼道と車内マナーのハザマで苦しむお爺さんに
声をかけてやりたいほどであった

同じ日であるが、バスにも乗った
老人の杖に、四ツ谷から乗りこんできた老婦人の傘が当たり
それがきっかけでナンパされた婦人が老人の隣に腰掛けたという図である
こうして、昭和4年生まれの老人と昭和8年生まれの老婦人との会話が始まりだした

老人が別れた妻に払った慰謝料が二千数百万
税務署から告知された相続税が二十八億
他にも愛人の数等などが、労せずして車内の人々の知るところとなった
私が降りたのは、老婦人が乗りこんできた駅から四つほど先の停留所であったが
その後、どれだけの個人情報が無防備に垂れ流されていたかは知るよしもない

若い人はいいやね、と巷でよく使われる語句があるのだが
年寄りはおおらかでいいやね、と言うのが私の率直な感想である
アパートに入れる家具・家電類を選びに、休みなく出かける生活が続いている
家賃を低く抑えているので、高級家具はとても入れられぬ
先日、【お値段以上♪●トリ】に、初めて出向いてみたのだが、合板のあまりのペラペラぶりに大いに驚き呆れ情けない気持ちとなった
いかんよ
こんな家具に囲まれて生活したら、毎日が悲しくなってしまうことだろう
【IKEA】にも行った
【●トリ】よりはデザインがましなだけで、こちらもチェストなどすぐ壊れそうな予感がする
【●トリ】も【IKEA】も、ネットやチラシでの写真は決して悪くない
騙されているわけではないのだが、実物を見ると唖然としてしまう
スペックで選ぶ家電類や重たい本は別として、どうもネットで服や家具を買う気になれない
ベッドだけでも、【無印】【Francfranc】クラスで揃えてあげられると良いのだがなあ
アパートの1階に6室作ることになった
今、外国人向け賃貸として稼動しているのは、もともとはアパートだった2F部分である
1階については、もともとは三分割構造で、居酒屋三軒が仲良く?営業していた
それぞれが並ぶ相乗効果から、繁盛した時代もあったのだろう
やがて三婆たち?が経営するそれぞれの店は、有り体に言えば、時流に取り残されていくわけで
櫛の歯が欠けるが如く、1軒が抜けると他の店の売上も落ち
1年が過ぎるより前に、全ての店が撤退していったのであった

業務用冷蔵庫やカウンター・看板の撤去もあるし、
もともとアパートだった2階とは最初の間取りからして違うので
1Fの工事費のほうが当然かさんでしまう
そういった工事費を回収し、なおかつ、きちんとした利回りとなるのか、試算もせねばならない
以上が半年後の計画となったいきさつである
金融関係の融資についても、先に稼動している2Fの損益計算書をさし示すことで
二度目のお願いは、円滑尚且つ迅速にコトが進んだ
慌てて同時進行して、多額の工事費をぶっこむはめにならんで正解だった

現在1階は、天井やら壁やらも剥ぎ、普段見えない梁なども見えちゃうという
「大改造!!劇的ビフォーアフター」状態にある
あの番組を見ていなかった人に説明するけど
いくらかかったのか、工事費の内訳発表という番組的お約束が最後に必ず出てくる

リフォーム費用って新築より全然安いじゃん!!
と感じたヒトは私だけではないはずだ
が、あれは嘘である
あの金額ではまず無理ということが、よくわかった
宣伝してもらっている建築士や工務店の持ち出し分で抑えているのではないじゃろか
加えて、リフォームをジャカジャカ促進させたい
ちうスポンサー(しっかりリフォーム会社だった)の意向もあったのじゃろ

工事を発注する場合、大手が孫受けに丸投げして上乗せするのが業界の空気であるらしい
あほくさいので、私はどちらの工事も最初から孫受け工務店にお願いした
もっと上級者であれば、左官や大工それぞれの職人さんに個別に頼むのが、一番リーズナブルな方法と思われる
このへんの人脈も、田舎と違って東京では希薄になってきているので
ハナからは難しいことであるが
新コンテンツ「森羅万象名義」と旧コンテンツ「一千一秒物語」のどこが違うねん
と言われても困るのだが、花鳥風月、その暦毎の気分に忠実に作るということがたちいかなくなったせいである
ノリノリで作れる時期はいいのだが、いつも最後は苦しくなって投げ出している
「一千一秒物語」「新・一千一秒物語」どちらも11ヶ月で終っており、1年通算でという野望はついに達成できなかった
今度はいつまで続くかわからないが、作りたくなった時に更新するという形で再起動してみることにする

ついでだが、リンク「けもの道」も復活させた
うちが休止しているうちに、半分以上が更に更新を止め、稼動しているサイトはごくわずか
という現状に、おもわずはずしてみたのだが、 WEBに残渣が残っている限りはいいじゃないか
ここも跡地に過ぎないのだし
H19/4/23
ビーケーワン怪談大賞傑作選「てのひら怪談」  読了
blogランキングの上位やケータイ小説の書籍化、それ自体は悪いことだと思わない
ただ出版社だとか編集者のチカラといったものが、
より安易な方向に流れているような印象を強くしていて
こんな本をわしらは作りたいんじゃああぁあ
といったオーラのある本は、本屋の平台からますますはずされているような錯覚に囚われていた

そんな中、「ビーケーワン怪談大賞から生まれた本 『てのひら怪談』ができるまで」の記事は、
さすが、ポプラ社、編集者の企画力に頼もしい心強さを感じさせてくれるものだった
コンセプト「あ、かわいいかも」
確かに「新耳袋」などのカバーをはずした写真を見てしまうと、おもわず、本を落としそうになるほどで
購入がためらわれることもままあったのだ
そして私が一番いいと思ったのが、本を開いてからの読みやすさだ
見開きで一話完結といった形態をとっているため、
作品名・著者名・本文をその比率を含めて、すっきりまとめてあげるのは、かなり大切な作業である
タイトルも「800字の怪談」とか「八百怪談」といったありきたりなものにせんで、ホント良かったと思う

朱雀門さんの「のほうさん」については、web上で読むよりも、書籍のほうが断然良かった
(これとは逆に、書籍化したが為に、却って粗がみえた作品もあったかもしれない)
怪談とするための最小の骨格に、やさしい表現で(凝った文章で書かれた他の作者の作品もあったのだがこれはちょっと違うだろ、と私は思ってしまうのだ)肉づけしてみせる
怪談語りとして熟達したそのへんの手法が、本として広げると、ストレートに、より鮮明に入ってくるのだ
だいたいが「のほうさん」というネーミングをつけられる着想がこの作者の素晴らしさである
朱雀門さんのサイトの小説集で作者の後書きを読むのが、私の大いなる楽しみの一つであった
奇想・着想の謎を知りたかったのだ
いつの日か、朱雀門さんの後書きも書籍で読んでみたい、と今は思っている
今日で東京は三日間、雨が続いている
芝大門に用事があり、次の待ち合わせまで時間が空いたので、みなと図書館で時間を潰すことにした
驚いたのは民間会社の警備員を雇っていたこと
さすが、港区、金持である
飲食可能な休憩室と読書室は地下にあって、ここには監視カメラが回っていた
物騒なご時世とはいえ、なんだか世知辛い
平日昼間の図書館休憩室には、当然のように、家なき子と思われるくたびれた方々が座っている
この方々の挙動監視用に設置したカメラ&警備員なのだろうか

東京ミッドタウン誕生で、またまた混み出した六本木周辺で、新たに参入したホームレスたち
自分で紙オムツを替えていた女性ホームレスを目撃した時は、なんだか情けなくなった
何もしない自分も含めてのこの世に対してである
傘がないということは、なかなかつらいことであって
家がないということは、さらに不幸なことである
貧富の差がこれほどまで拡大してきた日本チャチャチャ
自分がそうならないといいきれなくなったのは確かである
そぼ降る雨のなか、新宿で劇団上田「錨の矛先」千秋楽を見に行く

小劇団のヒエラルキーなるものがあって、
上演する芝居小屋の格・入場料・上演日数などから、
自ずと、そのポジションは決まっていく
そうやって双六の上がりをめざしたところが、
人気役者がイチ抜けたりすれば、またガタガタとハジメからやり直し
まっこと厳しい世界と言わざるを得ない

上田は最近では、「シアターガイド」「Weeklyぴあ」といったマスコミにも取り上げられるようになり、
(爺隠の退団といった私にはちょっと残念なできごと等もあったが)
確実に一つ上の階層に進んだ
今は東海道五十三次の小田原宿あたりであろうか
「時効警察」が始まった
最近はTVドラマは殆ど見ない
気に入ったものがあれば週一本、なければ見ないといったサイクルが続いている
もう終ってしまったが、先月までは、釈由美子主演の「ヒミツの花園」を見ていた
オリジナル脚本にもかかわらず、ドラマコミックスが逆発売されるという
ある意味、王道の少女漫画的要素がコテコテに散りばめられたドラマである

4人兄弟が(CLAMPのように)「花園ゆり子」なるペンネームで、漫画家を分業するという設定なのだが、作画担当の次男の趣味の本棚には、諸星大二郎の漫画が一瞬、チラリとだけ映る
TVごときが、ここまでわかる人にはわかるという背景にする必要があるのか?と私はついつい、のめりこんでいったのである

「花園ゆり子」も笑えるのだが、花園先生の現連載名はなんと「忍法アラベスク」
バレエアクションっていったい??
小劇団出身者も二人ほど兄弟役で出演しており、脇を固める寺島進&真矢みきも言うこと無し
釈由美子は可愛いし、何故視聴率が微妙な数字だったのか、私にはさっぱりなのであった

ドラマというのは大概が、うそ臭い設定である
その嘘を許せるか、許せないかで、好き嫌いが決まるのであろう
その他の高視聴率のドラマの嘘が私には何故かやりきれず、見なかったわけで
となるとドラマをあまり見ない私は、許容量の狭いヒトという結果になるのだろうか
伊藤信吾著「風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー」読了
ビジネス書というジャンルになるのだろうか
現在、日本の企業、電器・食品といった製造業が
期限なき値下げ競争に、体力を消耗し、のたうちまわってる現状というものがある
そのためには、製造メーカーが「製造する部分」を小売業にもっていかれないための工夫が必要不可欠になってくるわけで
豆腐ではない新しい食べ物をめざしているという伊藤氏の感覚
核家族化で食品が小分け化している流れも無視
まず600グラム(普通の豆腐が300〜400グラム)というデカい豆腐で商品単価をあげていったこと
商品のネーミング・言霊に対する執念・こだわり
ものの背景には世界観がなければ売れない時代だと言いきり
新商品の開発、工場買取とワンマン社長ゆえのスピード即決で
ビシバシと決済していった強みがこの会社の成長力の源泉である
こんな社長のいる会社で働きたくない、というのが私の率直な感想だが、
個人事業主や製造に携わる人間には是非一読をお奨めしたい
サイト「週間てのひら怪談」にて朱雀門さんの「文鳥」を読ませていただく
「文鳥」は朱雀門さんの作品の癖ともいうべきものが色濃く出ている短編なのだが
こうしてご自身以外のサイトで他の作品と並べて発表されてみると、読者としては、また違う味わいを楽しむことができる
朱雀門さんの作品が含まれている単行本「てのひら怪談」を読むのも実は楽しみにしているのだ
ネットや携帯より、紙媒体至上主義なのだから仕方あるまい
グーテンベルクよ、万歳
既に購入は済んでいるのだが、こちらはサイトで読んだ記憶のほとぼりが覚める梅雨時期にでも開きたい
羽田 圭介著「黒冷水」読了
かなり昔に話題になっていた気がする
流通の波に沈んだ本が、たまたま興味という網にかかり、
すくいあげることも、多々あるというのが、図書館の利便であろう
前半は面白かったのだが、最後に不満が残る
そういえば、「孤虫症」をお書きになった真梨幸子氏の二作目以降を読んでいないことを思い出した
外国人向け賃貸物件としてあと6室、作ることになった
もとは、飲み屋が三軒、軒を連ねて営業していた場所にである
工事を始める前にやるべきことがいろいろある
まずガラクタ処分
店舗のレトロ照明器具
ブラジル人のバレエソリストが置いていったラジカセ
誰かのくれたコーヒーメーカー、その他モロモロ
私には完全にゴミだが、付喪神の一歩手前、まだどれも使える代物なのだ

ネットの力で「わらしべ長者」になった男というのが、過去話題となったでせう
ほれ、赤いペーパークリップから始めたってやつ
交換しなくてもいいけれど、欲しい人が使えるならそのほうがいい
歩いてリサイクルショップに持ちこんでみるが、家電もそこそこ新しくないと、いまどき駄目なんだと
そこはほれ、ネットを使わんでも、足で稼いだ情報というやつがあるわけで
リサイクルの看板こそあげてはいないが、不要品を山と積んだおじさんの店を訪ねてみる
アパート・リサイクルショップ・おじさんの店全て徒歩10分圏内にあるのだ

普段、陳列している古物の状況から見て、おじさんが引き取るのはわかっていた
800円ほどもらいたい、とおじさんが言うのを私は冷たく断る
工事業者が工事費内で処分してくれるのだが、まだ使えるので持ちこんだだけなのだ
もしお金がかかるなら、持ち帰る、と
おじさんが私の持ちこんだものを欲しがってるのは、目の色でわかる
しょうがないな、置いていってくれ、とおじさんは言う

古物にとりつかれたおじさんには、付喪神の声が聞こえるのだろう
おじさんの店では、今日も引き取り手のない物たちが声なき声をあげている
お天気を制する者は経済を制す
まで言うのは大袈裟だろうが、影響を受ける業種はかなり多いはずだ
アパートの入り口に、(うちのアンテナショップこと)自販機を設置して半年が経過した
自販機設置は、いろいろな契約の形態があるのだが、
うちの場合、電気代はこちらの負担という形をとっている
実は「つめたい」より「あたたか」が電気代は食うらしいのだ
東京は三月までがあまりに暖かく、暑い日が何日か続いた
機会損失しとるがな、と、四月に即、全面「つめたい」に入れ替えたとたん
予想を大きく裏切り、寒い日が続き、雪まで降り出した
商売とは難しいものである

場所に恵まれているかといえば、近隣商業地域とは名ばかり
大通りから一つはずれたひなびた、或いはくすんだ印象の強い地域である
そんな一帯にコンビニ、自販機、安売り店がひしめきあい、競争は激化している
たまたまだが、近所で道路工事や、リフォーム工事が続き、
それらの工事関係者が利用したため、売上が上がりだした
「アマゾンのロングテール」方式に倣い、
「いちごみるく」だの「牛乳」といったマイナー路線も入れ、他との差別化につとめてみたのだが
そういう努力が報われたのではなさそうである

そもそも導入するきっかけは、テナントの利便を考えてのことであったが、
入居者たちの利用は皆無
彼らが愛用するものは1.5リットルサイズばかり
そんな無駄なものは買わないですね、はい、ごめんなさい
全く、先が読めない自販機の売上であるが、日々、楽しいお店屋さんごっこを満喫している
海堂尊「チーム・バチスタの栄光」読了
あれよ、あれよという間に、「バチスタ」後、機関銃のように作品が発表され、
現在、四冊目が本屋に並んでいる状態である
作家インタビューで、このくらいのペースで出さないと、
新人作家は目立てないからと答えていたように思う
まだまだ埋もれている力のある作家はいるのだな、と嬉しくなったのが読み終わった感想である
「このミステリーが云々」とかいう賞を受賞した作品なので、本の終りには、選考委員の評が載っている
「ミステリーとして弱い」という意見があったのだが、はたしてそうなのか
本筋の謎解きだけでなく、登場人物を含めたさまざまな枝葉の謎解きが満載なのだ
ベストセラーになったにもかかわらず、
余計な情報を入れなかったせいで、白紙の状態で読むことができたことは幸運であった

それにしても、殊能将之の新作が読みたいものであることよのう
桐野夏生「魂萌え」読了
映画化・ドラマ化もされ、話題になった作品ではあるが、どうも読む気が起きなかった
手にとったきっかけは、同作者の新聞小説「メタボラ」が面白かったせいだ
忙しさにかまけて、新聞小説は滅多に読むことはないのだが、これは挿絵も楽しく、
途中からであったが、最終回まで毎朝楽しみにチェックしていた
で、「魂萌え」
自分の壮絶な体験談を一万円で売りつけるカプセルホテルに逗留しているお婆さんだの、面白い登場人物は出てくるのだが、 主人公の中年女性のくるくる変わる主観に、どうも共感できない
「メタボラ」が出版されたら、加筆修正があるだろうから、また読みなおしてみたいと思う
「雷の季節の終わりに」恒川光太郎著 読了
第12回日本ホラー小説大賞をとった前作「夜市」は既に読んでいる
受賞後のこの作家が化けたかどうかの確認である
一度読むのにはいい、が再読するほどの凄みには、どちらも欠けているように思う
幼少期、青山墓地や鎌倉墓地などから異界への入り口を夢見ていた身としては、共感はするんだけどね
「秘密。(私と私のあいだの十二話)」 ダ・ヴィンチ編集部編 読了
「秘密」といっても東野圭吾の書いたやつではない
A面・B面
男と女
インサイドとアウトサイド
異なる二つの局面で二人の主人公が登場するリバーシブル小説
「藪の中」の二面版とでもいおうか
二枚合わせの短編でまとめること、といったお題で、12人の作家(吉田修一・森絵都・佐藤正午・有栖川有栖・小川洋子・篠田節子・唯川恵・堀江敏幸・ 北村薫・伊坂幸太郎・三浦しをん・阿部和重)が様々な切り口で料理してみせた
この中では北村薫の「百合子姫」「怪奇毒吐き女」が面白かったかな
この趣向でdark sideとtwilight side(或いはbright side)を扱った強烈なホラーも読んでみたいのだが
電車の中で、どっかで見たよなあ、この顔、と男性を凝視し続ける
その間、15秒くらい
思い出した
筒井原作のアニメ「パプリカ」に登場した時田浩作と、うりふたつだったのだ
原作は読んでいないのだが、やはりデブという設定なのだろうか
自分の過去の経験から、アニメから抜け出たような人というジャンルは初めてだったもので
ちょっと嬉しかったりなんかして


「元祖!大食い女王戦」を見る
女性の場合、コンディションの振幅が激しいので、予測がつきにくいこと
女性ならではの心理戦が面白いこと
アイススケートなどと違い、勝敗が素人目にもハッキリ出ること
などから、つい最後まで見続けてしまった

もうすぐ東京でも都知事戦というバトルが始まる
パソコンのディスプレーに表示される文字は
公職選挙法が規定する「文書または図画」に該当すると解されているため
選挙期間中においては
廃墟のようなこの場所で候補者についてアレコレ述べることもいけないことになっているらしい

いまや、(一部の)政治家のサイトからはマニフェストも入手できるし、
YouTubeで政見放送を見ることもできる
が、ネット環境にない人も多々いるわけで
これからもポスターの掲示やビラや街頭演説がなくなることはないだろう
むしろ、いろいろなメディアを駆使した複合的な選挙運動が要求されていくわけで
事務所を共有化するとか、個々の知恵を絞った金のかからない選挙をめざしている人たちも出てきているらしい
今回の都知事選、是非この人をという候補はいなかった
私の場合、消去法による選択になるのだが、他の都民の皆様はいかがであろうか

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