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侏儒の言葉 「侏儒」を辞書で調べると「小さい人、一寸法師」又は「見識のない人への蔑称」とある 私個人の身勝手な分類では、空想上のミニヒト型生物を小人と呼び、乱歩などの小説に登場する低身長をきたす様々な疾患を持つ小人症の人間を「侏儒」と認識していたふしがある 言葉狩りが始まったら「侏儒」などは、真っ先に抹殺されそうな単語であるからして焚書は免れない その日のために大切に保管しておかねばな

大人の夏映画 夏休みなので貧乏人に残された最後の娯楽、映画ぐらいは行きたいと思った いつから夏のシネコンはこんなにつまらなくなったのか いくら大作揃いでも見たい映画は皆無である いやいや、童心を忘れたひねた大人が憩う場所など何処にもないというだけのことであった

下駄箱いらず 備えつけの下駄箱を活用する者は、いつも少数派 アパートメントの玄関はいつもたくさんの靴、靴、靴であふれている 都会の孤独なんて言葉とは無縁の一つ屋根の下　共同生活 これはこれでストレスかもしれないが

サルベージ 沈没船の引揚作業のことではない 古い家を解体した時に出る建築資材をまるごと買取り、ドア・窓・床材など販売する仕組みもまた、サルベージと呼ばれている 2012年のロンドン五輪開催に向け、現在ヴィクトリアン・スタイルの建造物が、次々と取り壊されているらしい 欧州のアンティークも素敵だけど、日本の古民家も、もっと身近に活用できるといいね

おままごとのように 最終日、またまた駆けこみで北大路魯山人展に行ってみる 展示されているものは器や書・絵画・篆刻 なんか違和感 しっくりこない理由はすぐわかった 器には和菓子をはじめとする食品サンプルが、花瓶には人造花が活けてあったせい とれたて新鮮野菜や本物の魚が乗っていたら、どんなに器の素晴らしさが映えたことだろう

赤毛のアン　絶滅か Gingers extinct in 100 years, say scientists 赤髪が100年で消滅する可能性を一部の研究者が示唆したというニウスである もともと赤毛が突然変異で誕生したことも知らなかったのだが赤毛が地球上から消えてしまったら、これはこれで寂しいことである そういえば、うちのアパートメントもスコットランドの男性が滞在していたが、彼も赤毛ではなかったしなあ

秀吉の狐狩に関する文書 ほんっと、我侭なんだから、このオヤジは、ちう秀吉の逸話の一つ 秀吉の養女豪姫に狐が憑いたと聞き、姫に万が一のことあらば、稲荷の社は即時破却、狐狩にてこの類は悉く絶滅せん、と石田三成に命じ書かせた伏見稲荷神社宛て書状が今も現存しているという 天下人の傲慢思想を砕かれることなく没したのがこのオヤジの最大の幸福だったかもしれないな

カバー買い現象 「人間失格」の表紙を小畑健がデスノ風に仕上げたところ、売れに売れ、１か月半で７万５千部をさばいたという 今までもＳＦ畑・ジュブナイルなどでよく使われた手法なのだが、古典では流石に禁じ手だったのだろう これだけ売れたからには、文豪と漫画家とのコラボ合戦、もう止らんでしょうな この際、意外性を狙って、アミダで組み合わせを決めてもいいかもしれません 荒木飛呂彦先生がどなたの担当になるのか気になりますが

横須賀港 鎌倉の墓参りの帰りにふと立ち寄ってみた横須賀界隈 昔はもっと小汚かったのでは？ 米軍の放出品が並ぶドブ板通りも盆休み 一部の店では外貨もＯＫということなのだが 横須賀海軍カレーは試しませんでしたが、美味しい蕎麦屋を発見しました

猛暑ジリジリ 子供時代、実家の隣の庭によく遊びに行った その庭に咲く大輪のみごとな紫陽花 七変化マジックに魅了され続けたおかげで、私の紫陽花好きは確定したのだ 猛暑のせいだろうか 住まいのそばに植えられた紫陽花は、長く花を楽しむことなく、二年続きで枯れていった

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