Dinosaur Tales跡地

過去のSite Topで使用したねじれ画像集
Egoiste Gallerry  11

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北京の雪
北京の雪は
なんだかとても
サラサラしていて

雪質だけで
ああ異国に来たのだと

水墨画に
迷い込んだような
白と黒の世界のなかで

色のついた自分だけを
まるで異分子のように
感じてた
ポッケの中の図像学
たかだかマッチのラベル展

なのに、だけど
なんて楽しい世界なのでしょう

「洋紅」と呼ばれる鉱物系の赤い色料が海外から大量に入ってきたせいで明治色と呼ばれる独特の赤が氾濫することになったのだそうです

明治色を塗りたくったサイトも
いつか試みなければ
シャンパン戦争
クリスマス前のワイン売り場は敬遠してしまいます

プレゼント包装の客の狂騒ぶりと高騰したシャンパンだらけの品揃えに辟易しますの

シャンパンは夏に飲むほうが美味しいのです

Moet et Chandonの一つ覚えも思わしくありませんな

このクリスマスはシャンパーニュは止め、辛口のスプマンテで〆ました
ラスト・エンペラー
もうこの地で映画撮影はご法度となったから
紫禁城は「ラスト・エンペラー」だけのものとなった

溥儀の甥を名乗る人物との邂逅から、日本に帰ってすぐに、このベルトリッチの名作を見直してみた

掃除も行き届かず、あちこち薄汚れていたあの場所この場所、映画では美しく輝いていた

北京五輪までには、いろいろ修復されるのだろうけれどもね
癒されたいか
何故、薬用ビューネのCMはビューネ君からビューネエンジェルになったのだろう

逆セクシャル・ハラスメントとして文句をたれた団体でもあったのだらうか  むう
漢字圏
文字が読めなくなる「失読症」についてアルファベットを操る西洋人と漢字圏の東洋人と損傷部位が違っていたらしい

漢字とABCでは脳の中の酷使される部分も違うんだね
吉弔
龍と亀の合成獣

龍はいつも卵を2個産み、一つからは龍がもう一つからは吉弔が孵ると伝えられる

紫禁城は不思議な霊獣が此処彼処に

人類が滅びても、紫禁城の霊獣たちは、永遠の番人で在り続けている気がする
万里の長城
日本帝国時代の銀貨だよと声をかけてきたおじさんは、風の中、銀貨を指で鳴らして美しい音色を響かせてみせた

偽物を私に売りつけることが日本人へのあなたなりの復讐なのですか

貨幣としてではなく、この場所でつまびくのに最もふさわしい楽器として二束三文で私はこの硬貨を手に入れたのだった
白髪小僧
昔或る処に一人の乞食小僧がおりました
この小僧は生れ付きの馬鹿で、親も兄弟も何も無い本当の一人者で、夏も冬もボロボロの着物一枚切り、定った寝床さえありませんでしたが、唯名前ばかりは当り前の人よりもずっと沢山に持っておりました。

その第一の名前は白髪小僧というのでした。
これはこの小僧の頭が雪のように白く輝いていたからです。

夢野久作「白髪小僧」
キッチュな木馬
いかにも紛い物
毒々しい原色使いの木馬たちは媚びた笑顔を絶やすことなく

飽きられ捨てられた遊具は哀しすぎるから
休日にはここは子供たちではちきれそうになる筈だ、と自分に言い聞かせる

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