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2008年2月過去ログ

税の不公平

2008.2.29

未払い費用の確定などもあり、遅くなってしまったのだが、本日、無事に確定申告終了
終了したのはいいが、今度は相続税の書類にとりかからないといけない
自分が遊んでいたせいとはいえ、うんざりする

親戚の美容師の卵君の税金を取り戻す申告については、自分の確定申告より先にやっておいたのだが、彼の場合、社会保険にも入れてもらえず、かなりの低空飛行の所得であるにもかかわらず、所得税が発生すること事体、驚かされた
そして事業迷走中の知人の場合、半年分の収入しかないので、これより更に低い
換算すると、月10万くらい
が、これさえも、給与所得であったなら、税金がかかることに更に驚愕した
この国はどうなってしまうのだろうか
貧乏人は、はよ死ねや、ということなのか

この数週間で「粉飾バンザイ」「借金バンザイ」など会計・経理関係の書籍を10冊ほど、読み重ねていた
経理テクニックの勉強になった
弱小企業はつまらんセミナーやコンサルに無駄金使う暇はないのである

来週は「損益計算書」と「賃借対照表」を携えて、融資してくれた銀行・保証協会に黒字化の報告に出向くつもりでいる
それがリスクをとって融資してくれた金融への最低限の礼儀であるからね

公売

2008.2.28

実家の隣がO省の官舎だったが、ついに売ることになったらしい
公売にかける前に土地の境界について、財務省のお役人たちと立ち会うことになった

実家のある周辺は、私の幼少時代には広い敷地を有したお屋敷もあったはずだが、バブル崩壊後は土地を切り崩した建売が、ずらり立ち並ぶようになり、建物事体もコストがかかってないことが一目瞭然である
土地代の手当てだけで精一杯だったらしく、住居に関しては薄っぺらい建物ばかり

よく社長のお宅拝見といったTVの企画番組があるっしょ
最近ではマンション住まいなどが紹介されるほうが多い気がするのだが、社長の規模が小さくなってきたのだろうか
どんな億ションに住んでいようが、所詮は区分所有に過ぎない
まあ税金上、会社の経費で賃貸住まいする社長が多くなったせいだろうけど、本当の富豪はいったい何処にいるんだろう、と思ってしまう

それで隣の官舎の話
官舎という用途上、別に華美に作られているわけではないが、敷地には余裕がある
キチキチに建てられがちな現代の基準と照らしあわせると、とても良い
原宿の同潤会アパートみたいな雰囲気もあるしね
公売にて民間がこれを取得した場合、またまた利回り優先の味も素っ気もない建物にされちまうんだろうなあ
お金はないが、これすごく欲しいんですけど

コンビニ君は何処へ

2008.2.26

自宅近くにあるコンビニが撤退することになった
ローソンである
ここら一帯のなかでは店舗面積も広く、果敢に何度かの改装も試みていたので、きっと儲かっているに違いないとおもいこんでいた
この店のオーナーは女性で息子(?)と二人で経営しているご様子だった
撤退報告を伝え聞いたのは、この店主代理の息子からである
ここいら一帯の中では客も入っていたこのコンビニだが、本当のところは売上がしんどく、ついに辞めることにしたらしい
コンビニ経営から退き、これから何をするかは全く考えていないということだ
増え過ぎたコンビニ稼業
都内のビルの谷間にある店舗ならまだ弁当の需要もあり、良いのかもしれない
が、こんな田舎ではどうなんだろう

アパート経営ではコンビニが近距離にあるということは高ポイントである
大学や専門学校がそばにあるということも学生向けアパートでは重要だ
しかし、これからの時代、そのどちらもつぶれる可能性が大きい
ある日撤退してなくなったら、使い道のない田舎のアパートが残るだけである

撤退するコンビニの道路をはさんだ向かいには珈琲豆店があり、ここの店主が釣り銭がなくなると、よくこのコンビニで調達していた
一つの店がなくなるということは、いろいろ余波があるもんだ

壁男

2008.2.25

諸星大二郎著「壁男」読了
双葉文庫名作シリーズから2007年に刊行されていた作品なのだが買い忘れていた
今回たまたま地元の本屋で発掘することができたが、以前購入したものと、内容がダブっていること、漫画を文庫サイズで読むのが好きではないということが、買い忘れた理由である
映画化もされた作品なのだが、たぶん、人間が壁に入れるということ以外は原作と関係ないのかもしれない

かねてより、諸星大二郎の書斎を覗いてみたいという野望を持っている
栞と紙魚子が古本に埋もれた屋敷を探索中に、古書の魔力にとりつかれた男と遭遇する話があったと思うのだが、諸星邸をそのように想像している私はアホな読者である
そういえば、TVにて実写版「栞と紙魚子」が放映されているらしい
同居の女性が教えてくれたのだが、「薔薇のない花屋」を見ることにも飽いてきた昨今、こちらを見ることもなさそうである

だいたいが「栞と紙魚子」は女子高生という設定なのだが、これに無理がある
諸星大二郎が書いているがために、古本に興味を持っていたりだとか生首にもたじろぐことがなかったりとか、まっこと女子高生らしからぬ女子高生で、中身に諸星大二郎が入っている女子高生である
UMAハンター馬子の中に、田中啓文が隠れているのと同様なのだね

満室御礼

2008.2.22

アパートは、3月退出予定の空き部屋まで次の予約の入金が完了したので、しばらくは満室飛行で一段落できそうである
アパートのあるくすんだ町というのは、池袋にも近く、賃貸需要の活発な町なのだが、なんせ物件が多すぎる
うちの物件なども、従来のままであったら、どれだけテナントを集められたか疑問である
本格的な引越しシーズンが到来する前、駅に乱立している不動産仲介業者の店頭に並ぶ間取り入り賃貸広告を眺めていると、泥沼化する前線から早めに転進してよかったと思える

金曜日、トイレ改修工事が無事終った
これで大家としての義務というか、私の自己満足な改造プランも一通り済んだので、しばらくはこのアパートに手を加えることはなさそうだ
みすぼらしく寒々しかった2Fのトイレは、女性テナントで2Fが埋め尽くされようと耐えられるほどに、明るく清潔感のある場所に生まれ変わった
助けてくれる匠はいなかったが、TVのリフォーム番組で紹介したいほどである

2人入居の部屋があるため、現在2Fは総勢8人もいる
1Fも二人入居の予約がまた入ったので4月には7人になる
最初に立ち上げた頃は、まーさーかー、あの狭い部屋に二人で住もうと考えるテナントが続出するとは思わなんだ
今まで二人入居したのは、欧州のテナントばかりである
英国・フランス・ノルウェー
ルームシェアあたりまえの土壌があるせいなのか
却って、アメリカやアジアの人のほうがプライベートを重要視しているように思われる
まあ短期の旅行、ホテルにでもいる感覚で割切っているのかもしれない

アパートに関しては、もう終わってしまったという思いが強く、自分でもあきれるほど興味や関心が薄れている
早く人材を確保して、物件管理を引き継ぐ段階に進みたい

小春日和

2008.2.21

今年の寒さが厳しかった反動で、いつもの冬より2月が暖かく感じられるほどである
来日したアメリカの投資家ジム・ロジャースが日経のインタビューに答えた映像を、経済番組で眺めていた
今年一月だったか、アメリカ経済については悲観派である氏が、ドル資産を整理し、中国に拠点を移したとする新聞記事を読んだのだが、実際はシンガポールだったらしい
氏自身が、中国の不動産はやばいと言っているので、この報道が間違っていたのだろう

●中国の不動産については破綻する可能性がある
●通貨ドルは今後著しく下落し、世界の準備通貨としての地位を失う恐れがあること
●米経済についてはすでに景気後退の状態にあり、対外債務が15カ月ごとに1兆ドルずつ拡大する
などが氏の主張であった
日本については来日したリップサービスから、アメリカほど深刻ではないと持ち上げていたのだが、ほんとかよ、と聞き流す

今の世界の状況というのは、予測が非常にむずかしい時期のように思う
日経平均も少しばかり回復した状態で、これから乱高下しつつも穏やかに上昇していくのか、更に二番底を探る展開になるのか、今後の米・欧州の対策次第であるからだ

中国もアメリカも日本のバブル崩壊を研究し尽くしたと言われているのだが、私が興味を持っているのは、果して彼らのノウハウでうまく軟着陸できるか否かという問題である
やっぱり、田舎の農地を購入して農業を始めるのが一番の投資であると私には思えるんだがね

フーバーの毛布

2008.2.20

「フーバーの毛布」という言葉を、あるサイトの「人名がついた語句を集めたコンテンツ」で初めて知った
路上生活者が暖をとるための新聞紙のことらしい
ちなみにフーバーはFBI長官のことかと思ったら、世界大恐慌になんら有効な手を打てなかった大統領のほうであった
日本の福ちゃんは大丈夫だろうか
無能な政治家というのは好況の時はいてもいなくても気にならないが、不況になると俄然、世間の風当たりは強くなるからね

昨年の秋から、六本木に新顔のホームレスが登場した
彼は今までこの界隈で見かけたメンバーの中では若手である
自転車も持っており、暖をとるのはフーバーの毛布ではなく、ダンボールの中である
もともとの体質なのかもしれないが、他のホームレスと比べると格段に痩せている
いつもみかけるトンネルから自転車とダンボールごと一時、消えていたので、追い出されたのかなと思ったが、2週間ほどで戻ってきた

そういえば、最古参の猫を連れたお爺さんは見かけなくなった
今年の寒さはとんでもなかったので、気になっている
猫よ、恩返しして温めてあげてくれ

三日天下

2008.2.19

例の水漏れの原因を作ったテナントが退出を申し出た
私からは階下の水漏れは話していないのだが、不動産の担当経由で伝え聞いたのかもしれない
現時点においては、多額の賠償問題にまで発展せずに済んでめでたし、めでたしなのだが、こういう時のために入っていた保険が、実際カバーできていないことがわかった
恐ろしいことである
建物とは別に各テナントごとに保険を契約しているのだが(勿論、私の支払いで)、最初受けていた説明ではカバーできていたはずなのだ
信用ならん安全・安心である

閑話休題
ここ2週間ほどである
2F共用部にあるケトルやポットが誰かの部屋に持ちこまれ、他のテナントが台所で必要なときに使えないという状況を私は確認していた
コモンスペースに張り紙をして、使った人はすぐ戻すよう注意を促したが、神隠しのように定期的に消えている
他のテナントの迷惑にならぬようケトルはもう一つ買い足した

水漏れ処理に追われた昨日のことだ
ヴァラーハ君と同居のフランス女性がケトルだけではなく、鍋まで自室に持ち込んでいる姿を目撃した
怒るというよりは、自然な笑みがこぼれてしまった
ある意味、想定していた犯人であったからだ
台所用洗剤や余分なトイレットペーパーをくすねているのも、高い確率で彼らと思われる
しかし、こんなこと、可愛いもんじゃありませんか
人間、どん底を経験すると小さな不幸は気にならなくのである
数億を飛ばしてしまった不動産社長が10万の損失をいちいち気にするだろうか
別に家賃を踏み倒しているわけではなく、割安とはいえ、狭い四畳半に二人分の家賃を入れてくださるありがたいテナントがヴァラーハ君たちである
生活保護でアパートを借り受けている高齢者のように、その安さゆえに移りたくても他に移れない気の毒な境遇なのだ

一人退室予告が出たので、満室は5日で終了となった
三日天下ではなく五日天下の瞬間満室である

この日も早朝からアパートに向かい、電気屋さんが2F各居室への照明器具の交換をするのを手伝ったり、1Fの漏れた跡を確認したり、めまぐるしい一日を過ごす
平穏なアパート経営などというものは幻想である

禍福はあざなえる縄の如し

2008.2.18

トイレ改修工事が始まったので、工務店の人が入れるように鍵を渡さねばならない
早朝、アパートへと向かった
まさかその後、1年前のネズミ事件に匹敵する恐ろしいことがおきようとは
いったい誰が予知できただろう

トイレの管をつなぐ配管作業の工程で、水道屋さんが水道を止めた
2Fの7室中6室にはシンクがついており、テナントの一人が蛇口をひねったが、当然水は出ない
彼女は気にすることなく、蛇口を戻さぬまま、キッチンへ出たのである
キッチンも当然水が出ない
朝ご飯に支障があるだろうと、一段落ついたところを見計らい、水を出してもらったのだが
部屋から水がごうごうと流れる音に気づいたのは私であった
慌てて部屋に入り水を止めたが、シンクの下は既にびしょびしょであった
蛇口が全開だったことに加え、ゴミよけの網が邪魔して排水しきれなかったせいである

その部屋事体の被害はなかったが、水は低き1Fへと漏れていったのである
1F共用部天井から水がポタポタ漏れだしていた
1箇所から始まった水漏れはなんと4箇所へと拡大していったのである
その時点で、各テナントの個室もびしょ濡れになっている様子がわが脳裏を横切る
私は馬よりも蒼ざめた
各居室の鍵は持ってきていなかったため、急遽、不動産の担当に持ってきてもらうことにしたのだが、永遠とも思われる時間が経過していった
私はいつものように最悪を夢想し、観念するしかないと思った
ところがである
共用ルームの被災状態と異なり、各部屋は無事であった
水漏れの真下の部屋でさえ無事であったのは、共用ルームの天井の改装が低かったという偶然である

最悪のなかの幸運
祖母の霊が守護してくれたのであろうか
いや、いや、思えば、祖母が生きていた頃からである
幼少の頃、道路を横断する際、自らの不注意でトラックに轢かれるという事故があった
その時もちょうどトラックの車輪の隙間にいたおかげで、無傷で生還できたのである

人生の節目節目で、とてつもない厄災からプチ不幸に至るまで、今までさまざまな事件があった
そのたびに、救世主というか、なにか見えざる運命に助けてもらい、最悪に至らないで済んでいるという実感がある
私は無宗教・霊や先祖も信じていない人間である
だが、誰かから保護されているように感じられる事例に行き当たるたびに、(ご先祖様でも、祖母でも、名づけ親たる精霊でもいいけど) 普段、信じていない見えざる力を感じる
たとえば、高額宝くじに当選するといった大きな幸運はないかわりに、最悪の不幸をいつも免れているという点で、私は運のいい人間といえるのかもしれない

金正日と猪木の間

2008.2.17

2月18日が、金正日総書記の誕生日だと思いこんでいたが、2月16日の間違いであった
別に私が将軍様の隠れファンというわけではない
自分の誕生日(19日)の前の日が金正日、次の日がアントニオ猪木だと勘違いしていた
私ってば、こういう濃ゆい人に挟まれている宿命の星めぐりではないのかしらん、と少し不吉な気持ちで記憶にとどめていたせいである

そして今年の2月19日には、最後の一室が無事埋まり、満室になるという素晴らしいプレゼントをいただく予定である
実は不動産の営業の人が2月20日生まれだということが最近判明し、彼も私の誕生日を知っているのである
最後のテナント二人は、この担当ががんばってくれたおかげなので、口には出さないけれど、誕生日プレゼントの気配濃厚である
素直に嬉しいぜよ
しかも嬉しいことは続き、1Fのテナント、メガネっ娘のシンガポール女性などは、ポンと三ヶ月分の家賃を前払い
その太っ腹で男らしい金遣いには、うっとりさせられる
女性でも豪胆な人が私は大好きである
しかし、2Fでは余分なトイレットペーパーや食器用洗剤をガメるという豪胆とはかけ離れ過ぎた小技を 繰り出す某がおり、私を疲労させている
こういう輩は、三国志でも読んだらいかがだろうか

ここは金正日と猪木を見習って(本当は、どういう人たちなのか知らないわけだが、飢える民だの大きな借金だの気にしていないというイメージがある) あまり些細なことを思い煩うことのないようにしよう

如雨露を求める

2008.2.16

都会に住む父親から如雨露を買うよう頼まれた
父親は100円ショップで探したがいいのがなかったという
あたりまえである
「なんたら宮殿」という経済番組、既に名を成している企業のトップやら話題の人物にあれこれ村上龍が話を聞くという番組がある
たまにごく暇なときに見るぐらいだが、たまたま生活創庫の社長が出ていた回を見た
社長は最近の中古品、家電・家具全般がうすっぺらですぐ壊れるような品物になってきたことを嘆いており、まあその部分については私も同感であった
100円ショップは便利ではあるけれど、すぐ壊れてゴミになるようなものならば、少し高くてもずっと使えるものを選んだほうがいい
うちの近所の100円ショップは売り場面積も広大であり、商品点数も多い
ジョーロも幾つかあったけれど、どれも子供がプールや川遊びで使う玩具の類である
ホームセンターに置いてある用途を考えて作られた品とは、やはりハナから違うのである
庭の植木の数に見合った手頃な大きさのものを買い求め、アパートの帰りに実家に行って父親に手渡してきた
こんなジョーロは父親の住む周辺には売っておらず、渋谷の東急ハンズにでもバスで行くしかないかもしれない
便利なのか不便なのかわからない地域である
たかだか如雨露であるのに、父親は大喜びで、早速庭に水を撒くのであった

Xデー

2008.2.15

昨年の12月28日に「あの人は今」という題で「もと霊能者」(という肩書きでいいのかなー?)だった有名人のことに触れた
あと1週間ほどで、その某のカードは停止されることになった(そうである)

バレンタインという投資

2008.2.14

うちに居候している女性の勤務先は理系の巣であるため、女性比率が低い
昨年、彼女は更に女子が少ない職場へと移ったため、いわゆる職場の円滑油としての「義理チョコ」の一人辺りの女性負担率が高まったことにおおいに不満をもらしていた
いつも焼肉やら、しゃぶしゃぶやらゴチになっているので、少々の負担は仕方あるまいよ、と諭してみたものの、バレンタイン手当てをもらいたいぐらいだと憤懣やるかたないご様子である
彼女の義理チョコの一人辺りの予算を聞いて、そのあまりの少なさに驚きあきれたものだが、これがこの世代の常識の価格なのであろう
あくまで金額的な問題から、手作りすることも考えていたようだが、勘違いする人間が出かねないという他者のアドバイスもあったため、それは中止としたようだ
予算内でそれなりのチョコを調達することができるかは、どこで買うのかという店選びから重要になってくる
バレンタインチョコを買うにも、専門店・デパート系・コンビニ・スーパーと、カースト制度なみのシビアな序列というものが存在する
そして彼女の雀の涙のような予算のなかでも、スーパーマーケットという流通システムの中でなら、「それなりの品」をみつけだすことができたのだ

そして、この夜
彼女が買ってきてくれたケーキに舌鼓を打ちながら、上司・同僚に配布したときの様子を聞いてみた
みな、大層喜んでおり、上司の一人などは「一ヶ月後を期待してくれていい」とまで宣言したそうである
この投資の原価を知っている私としては複雑な気持ちなのだが、一ヶ月後にどれだけのリターンが見込めるのか楽しみでもある
この際、ファンドもバレンタインを証券化してみては、いかがかな

キリギリス脳

2008.2.13

来週からトイレ改修工事が始まることになったので、そのお知らせも配ることになったり、なにかと忙しい
実家の隣は大蔵省か何処かの官舎だったのだが、ついに売りに出されることになり、現在、測量中である
その境界線の立会いに私も行くことになり、雑用ばかりが目白押しである

高尾のマンションについては、今回は見送る公算が強い
いつもニコニコ現金払い
キャッシュの備蓄さえあれば、それを使わずともチャンスは転がりこんでくるものである
あと半年ほど貯めこんでからこのクラスの物件を捜して投資するか、出来ないならそのときのキャッシュで買える物件のみに絞るべきである
ここはキャッシュフロー原理主義を貫くべきであると、私の脳が「脳に間借りしているキリギリスの欲望」にそう命じたのである

現在、松浦理英子著「犬身」を抱えているのだが全く頁が進まない
経理関係や経済本ばかり読んでいるせいである
思うに私の脳に間借りしていたキリギリスたちがアリによって駆逐されてしまった結果ではないだろうか
まあ、キリギリスたちはいつでも復活・増殖できる奴らであるので、少しの間だけ我慢してもらおう

奇蹟

2008.2.12

最悪を常に想定する悲観論者が私である
アパートの掃除日の火曜
数日前の雪のせいで、また私道にはカチカチ小山がこんもりできていることだろう
ゴミ当番は新規入居のテナントであるため、裏の保管所にもゴミの小山がまた積んであることだろう
うんざりしながら、タヌキの剥製が飾られているショーウィンドウを睨みつけ、アパートへと向かう

あらあら不思議、まるで魔法のように雪の残骸は欠片ほども見当たらない
そしてゴミさえも1・2Fとも、きちんと出されておるではないか
こんな日もあるのだなあ
重いミルク(だっけか?)を積んだ荷馬車を黙々と運びつづけるパトラッシュのような日々を哀れんだ神のささやかなプレゼントであろうか

薔薇のない花屋

2008.2.11

最近またTVドラマのいくつかを見るようになった
一時の鬱状態を脱したのかもしれない
いくつかと言っても、現在見ているのは「未来講師めぐる」&「薔薇のない花屋」の二つだけである
ともに先週から見出したばかりなので、初回から今までの話の流れはさっぱりである
香取慎吾と竹内結子を好んでいないため、後者はよもや見ることはあるまい、と思っていたドラマである
暗い、暗すぎる
野島伸司の作品は、多くは見ていないので分析する資格もないのだが、いつも死人が出て救い様のない最後という印象がある
居候している女性とつっこみを入れながら、ゲラゲラ笑って見ているのである
来週の予告編で「盲人のふりをして香取慎吾に近づく竹内結子」に対し、「そんなまわりくどい工作を指示している病院長・三浦友和」が 目の手術をして本当の盲人になるようそそのかしているのでは?というシーンがあり、私らは大いに盛りあがった
頭おかしい
こんな差別語を投げかけたいほど、このドラマの登場人物たちは思いこみが激し過ぎる人ばかりなのである
正常とあっち側に行っちゃった人との境界は曖昧かもしれないが、それを確認するための貴重な試金石として「薔薇のない花屋」をおすすめする

採掘場跡地

2008.2.10

うちに居候を続ける女性が、宇都宮に日帰りで行くという
前夜は雪のために路面が凍結、あちらこちらの電車も止まったというのに早朝から支度していた
深夜近く、土産の餃子を携えて、彼女は帰宅した
なんでも洞窟が目当てだったらしい
カプリ島にある青の洞窟なら別だが、稗田礼次郎がフィールドワークするような栃木の洞窟に彼女が興味を示すとは意外や意外
http://www.oya909.co.jp/museum/chika.html
↑なあんだ、ここだったのか
「大谷石の採掘場跡地」は、映画やコンサートにも有効活用されている場所であり、TV経由で私も見知っていた
こんな「るるぶ」に載っているような観光地であったことに、ある意味安心する
私が推奨したため、うちにある諸星大二郎作品は彼女も全て読破しており、諸星先生を評価するようになったのだが、これと彼女の嗜好は別問題である
彼女が寒村をめぐり民話採取でも始めたら、諸星教にひきずりこんだことを後悔してしまうことだろう

晴れの日にしか傘を貸さない

2008.2.9

昨日の私の雪かきをあざ笑うかのように東京は雪となる
実家での家事労働を済ませたのち、ひとつの物件を見に行くこととなった
1Rが6室ある学生向けのマンションである
無駄なデコレーションもなく、すっきりした箱型、真ん中の階段を通り、その両脇が部屋となっているツクリが私の好感度をそそる
場所は東京とは名ばかりの山奥である
自宅のある田舎とは電車の線が違うため、移動するにも小一時間かかるのだが、仙台や福岡の物件を買うことを考えれば、近距離という物言いもできる
しかも、腐っても(腐っては困るのだが)木造ではなくマンションなのだ
100M圏内にコンビニもある
ここにたどりつくまで、学生向け物件をいくつも目にしてきたのだが、実際現地調査に来るまで条件が良かったものはここが初めてである
欲しい
しかし、融資のためのシミュレーションを数値化するとかなり厳しいことがわかった
銀行の融資の方針について「晴れの日にしか傘を貸さない」という名言があり、業績が上向いてきた現在は貸してもらえる公算が大きいという状況もある
自分のビジネスを過信している状況は晴れだといえるのか、実際は雪ではないのか
今まで信奉してきたキャッシュフロー原理主義を貫くべきではないのか、答えを出しかねた私は激しく悩むのであった

ツルハシの効用

2008.2.8

土曜日はまたまた雪だという予報が出ていたため、晴天だった金曜にアパートの清掃作業に向かう
2Fへと続く階段に至る私道は日陰になっているため、雪の残骸が残る
両脇の建物の屋根から落ちた雪が更に追加されたのだろう、私道の脇は固い雪の小山を成しており、歩けるスペースはごく僅かである
テナントは俊敏な若年層であるがそれに甘えてはいけない、滑ったら危険なこの状態は好ましくない
私の脳の判定コンピュータがそう分析したので、命じられた肉体が仕方なく雪かきをすることになったのだが、肝心のシャベルがない
小山はカチカチ状態である
そうだ、ツルハシがあったじゃないか
この私道はコンクリートが禿かかった状態となっていたため、1Fの改装を期に、コンクリートをツルハシで除き、白い小石を敷き詰めるという最も安価なリフォームを過去試みたことがあるのだ
工務店に頼まず、自分たちの労働で工事費を浮かせるという悲しい選択を取らざるを得なかったため、ホームセンターでツルハシを購入するはめになった次第である
私が発狂してテナントたちを皆殺しにする日が来るまで、このツールを使うことはもうあるまい、とツタンカーメンを埋葬するつもりで封印していた
が、これはなかなか使える道具であったよ
シャベルよりも簡単に、雪をブツ切りにでき、なおかつ、ブツ切りにした雪をひっかけてそのまま運べるという
非力な私が、まるでマグロの解体ショーのように、雪の小山を崩していくことができたのである
ありがとう、ツルハシを考案した誰か
人間の叡智とこれを売っていたホームセンターに感謝しつつ、私はテナントの安全を取り戻すことができたのだった

成績表

2008.2.7

アパートの月別収支を、ほぼ、たたき出してみた
ほぼというのは、工事費を減価償却に入れる作業が残っているからである
事業初年度は自分の判断で、それぞれの工事内容に耐年数を置き換え提出したのだが、税務署の見解というのが独特なのである
税務署にいる5人ほどの税務指導員にそれぞれ聞いてみたのだが、5人の言うことが全部違うのだから、やりきれない
この国の会計処理が遅れているのも、日本が売られる理由の一つである
一応、税理士の先生の意見を拝聴して、今年は減価償却費を組み込んでいくつもりで残してある
まあ工事費をあれこれと移動させるにせよ、年間の最終的な「営業利益」は、昨年の年始に予想した「税金を払わない」少し赤字というラインである
これは一昨年4ヶ月ほど稼動した初年度の赤字を繰り越しているせいで、これがなければ、黒字となった1年であった

1年間の成績表を見るのはとても楽しい
お店屋さんごっこの意識が強くて楽しいのか、と思ったが、そこそこ業績の改善が見られなければ、私もおおらかに笑ってもいられないわけで
円高となり、不況となれば、米国や欧米からの観光客は減ることになるだろうが、失業率が増えればワーキングビザで訪れる外国人は増えるかもしれない
ともあれ、ゲストハウスも多くなりすぎた
利便性やサービス内容で大きく淘汰される時代になりそうである

ちりとてちん

2008.2.6

朝ドラっちゅうのん?
株取引の好きな社員たちのいる某TV局の連続テレビ小説ちう枠でやっているドラマのことである
TVなのに小説って何やねん、いっつもけなげなヒロインがひたむきに生きていく姿が暑苦しい
私はこの枠はどうも苦手で今まで連続して見たことは一度もない
昼に実家に行くと、父親がこれをつけているもので、今回は落語家の話であることはなんとなくわかった
落語がブームやからって、また視聴率かせぎに、こんなの作りやがって、けっ
そのまま、スルーし続けていたのだが、と在る日の放映で、「ちりとてちん」とは落語の演目であり、腐った豆腐を長崎名物「ちりとてちん」と偽って、自分の気に入らない男に食わせる話であることを知った
それから注意して見ていると、いろいろな落語の演目を初心者の私にもわかりやすく教えてくれていたのである
あ〜〜もったいないことした
それからも結局、朝は忙しくて見ることもないのだが、たまに実家や、夜のBSで見るようになった
相変わらず、虫食い状態で見ているために、落語についての知識は深まっていないのだが、ドラマ的には京本政樹演じる山師のおじさんが気になっている

魔の部屋が埋まる

2008.2.5

2月12日に最後にひとつ残っていた「魔の部屋」(別に魔物は出ない、人気がないだけである)の予約・入金も無事取れ、すわ満室かい、と自分に大入袋でもあげたい気持ちになったのだが、 その知らせと同時に11日で退室するテナントが出たので、悲しいかな、瞬間満室さえも実現できなかった
満室にならなかったことより、短期で退室するテナントに何か不満があったのではないか、という心の痛みの方が大きく、またまた友達にそんな小さなことはいちいち気にしてはいけないと言われるのであった

アパート1Fの入り口は表の通りに面しているが、2F入り口はブロック塀に囲まれた私道を通って入らねばならない
この狭い私道に雪が積もり、夜には凍りそうだったので、熱湯で歩ける範囲だけ、なんとか溶かそうと試みた
100円ショップで融雪剤でも買っておけばよかったのかもしれないが、もうこの時点では売りきれで残っていないと思われるし、塩化カルシウムは人体に優しくないということなので撒く前によく考えなければならない
そういえば、昨年のこの頃は、2F共用部にネズミが出現するという事件があり、恐ろしさのあまり、心情的には白髪になりそうであった
いつもイベントには事欠かないハウス運営である

今年は雇用を生み出せるような組織作りを考えているのだが、現時点ではただ夢想しているだけである
思えば、最初にゲストハウスを立ち上げた時には、物件の老朽化への不安から3年で借金が返せればいいからやってみようという覚悟で始めた事業である
鼠が出なくなっただけで去年よりは一歩前進したはずなのだ

物件に惚れるな

2008.2.4

眠ることとトイレ環境は快適であるべきだ、とする私の信念から、今月末に2Fトイレの改修工事をすることになった
布団は昨年末に入れ替えたので、これだけが気になっていたのだ
友人は私がマメすぎるという
アパート経営の本など見ると「物件に惚れてはいけない」という金言が書かれている
つまり、物件に余計な金をかけるな、ということで、その通りなのである
私の場合も、トイレが壊れた時点で手をつけるべきで、最初の工事費も回収していないうちから、無駄使いをしているということだ
事業主としては失格かもしれない

しかし、工務店の人は私の信念に心意気を感じてくれたのか、随分とリーズナブルな工事価格で請け負ってくれることになった
私が予想した金額の7割ほどで、ジャストこれぐらいであればいいのにという価格そのものであった
都合良く、近隣での工事(またライバルのゲストハウス作り)に入ったため、この工事の片手間に作業してもらうという裏技から、みーごーと、実現できたのである
前回の工事で、工事引渡し確認後、残金をスパッと即、入金したのも、信用関係を築くのに役立ったのであろう
中小企業は人脈作りが生命線である

第二棟目のアパート取得に向けて、今動いている(というか見ているだけなんだが)
融資枠から考えて私が購入できる範囲は都心から離れた1Rアパートがせいぜい
対象は学生である
惚れそうもない物件ばかりであることが有難い

雪日和

2008.2.3

この日、朝めざめたら、窓の外が一面、銀世界となっていた
青梅マラソンは中止となり、一部交通機関は麻痺している
3センチほど積もっただけだというのに、なんと脆弱な基盤の上に建った都市なのだろう

雪がコチコチに固まった私の心をほぐしたのかはわからないが、この日、映画が見たくてたまらなくなり、駅そばのシネコンに向かう
どちらかといえば、大作や感動モノではなく、脱力するほどつまらん映画が見たい
寝ても後悔しなくて済むほどの

そして選んだのが「魍魎の匣」である
前半なんとかなるか、と思った期待を後半、ガラガラと打ち砕いてくれたという点では、想定通りの映画選びである
たぶん中国ロケで撮られただろう風景の幾つかがいい
京極堂ワールドと合っていたかはまったくの別問題だけどね

魔の部屋

2008.2.2

土曜日またまたアパートメントに向かう
新しいテナントが一挙に増え、2Fはメンバーが一新された
空き室は1部屋までとなったが、この部屋がなかなか埋まらない「魔の部屋」でもある
2Fだけで開業した際も、最後まで埋まらなかった場所なのだが、日当たりが一番悪く、共用部に一番近くうるさいかも、というのが敬遠されている理由だろうか

昨年はフランス勢に乗っ取られていたわがゲストハウスであるが、アメリカ・オーストラリア・台湾・ペルーと国際色豊かになってきた

ペルー人の来襲は来週からである
確か私が大好きであった「くまのパディントン」(マイケル・ボンドの作った擬人化されたクマ)が暗黒の地ペルー(私の主観ではなく、パディントンの言である)の出身であった
マイケル・ボンドは英国の作家であるので、ペルーの青年にパディントンの話をしても、キョトンとするだけだろう
残念だ
ついでにいえば、ノルウェーの青年にムーミンの話、スペインの青年にロルカの話をしたのだが、反応はなかった
日本といえば、フジヤマ・ゲイシャガールというのに等しい間違った国際感覚の持ち主が私であったということだろうか

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