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2008年7月 過去ログ

超短編の世界

2008.7.29

創英社刊「超短編の世界」読了。
買ってから一ヶ月弱、読まずにほかしておいて今更なんだが、ごっつう面白かった。
中学生の頃、神戸の友達とコミックやら変なイラスト、小説や詩、もうわけわからんごった煮ジャンルで同人誌を作っていたノリを、思い出したからである。
(この鬱積した無駄な熱意が、尊属殺人や通り魔殺人に向かわなかったのは、幸運だった。)
ゲストハウスも、狭い部屋やら、ドミトリーばかりで、人間缶詰屋敷みたいなハウスでは駄目なのだ。
採算ばかりを重視して、無駄や遊びがないところは、客もわかってしまうものである。

「超短編の世界」のいくつかの作品は「500文字の心臓」というサイトの競作コンテンツから生まれたものである。
この競作の試みが、ネットの特性を生かしたものでトテモ魅力的だ。
なかでも、題を決めて競作し匿名で発表するという「タイトル競作」が面白い。
句会方式で得点をつけあい「正選王」「逆選王」を決めている。
今回「這い回る蝶々」という題で二作が収録されているのだが、「超短編の世界」が続刊となった場合も、是非競作は入れてほしい試みである。

ワインはグラスで味が変わる。
料理は器と一体化したものである。
テキストを読むなら、携帯やネットではなく、紙媒体がいい。
私はしょーもないほどのアナログ体質なのだろう。
こだわりなどということではない。
或る作品を紙媒体で保存でき、読むことができたというだけで喜んでいる。

加齢臭の美術館

2008.7.28

「対決―巨匠たちの日本美術」を上野東京国立博物館に見に行ってきた。
先週のことだが、美術館の開館時間とともに入館というはじめての体験をした。
(おそらくこれが最初で最後となるだろう。)
朝、ゲストハウスにてゴミ出しチェックを済ませてから、上野に直行したので、こんな時間になったのだ。
大江戸線一周の旅である。
上野公園では、きちゃないおじさんたちが、朝のベンチで寛いでいる時間帯だった。

「巨匠たちの日本美術」は朝日主催だったと思うが、広告少ない割には、大盛況。
対決という手法で並べるのが、うまいやり方だったし、企画の出来、不出来に限らず、近年、いつでも何処でも美術展が混むようになった世の流れというのがある。
要するに暇な人、熟年〜老年世代のご隠居が増加してきたのである。

円山応挙の「猛虎図屏風」の虎たんの毛並みといい、曽我蕭白の目がいっちゃってる人といい、まとめて見れて、ご機嫌、大満足。
某サイトで知った雪舟の「慧可断臂図」前には、大勢の人垣ができており、このサイトにあった解説文を音声ガイドに吹き込みたい衝動にかられて仕方がなかった。

グッズ・コーナーには、山口晃氏が書いた24人の巨匠の肖像画がガチャになっており、老女たちが購入している。
ある意味、不気味な風景である。
どうせなら、尾形光琳版復刻の百人一首 30万也でも購入して、景気を回復させたいものだが、 キャッシュフローが厳しく、手もでない。
本格的に混みだす前に、加齢臭漂う東京国立博物館を後にしたのであった。

崖の上のポニョ

2008.7.27

不気味な映画らしいということで、凍てつく観客席に、この身を置く期待に打ち震え、シカトするはずだった宮崎駿監督の新作を急いで見てくる。
(以下、ネタバレ含む。)

まずアニメーションとしての感想を述べるなら、線のぶにょぶにょ感といい、淡い色使いといい、見ていて飽きない。
これ大事。

最初、ポニョが海底のゴミの一つであった空きビンから体が抜けなくなってしまうという事件が起きる。
これって、ちょっと前のボトルキャップを宿にしているヤドカリ映像を思い出させる。

ポニョの父親は、もと人間だったらしいのだが、世界を人間の手から取り戻し、太古の海を呼び戻さんと、何やらトンデモな研究を続けている研究者でもある。
それで母親の方ときたら、「栞と紙魚子」に登場する段先生の奥様同様、海関係の異界の人なのである。
ポニョとその妹?たちが、遺伝子操作で生まれたのかどうかは定かではないが、ポニョについては人面魚・半魚人・人間の三段階で変態していく。
しかも、父親の秘薬を飲み、大いなる力を手に入れたポニョのせいで、大地は海に沈み、月までが引き寄せられているようなのだ。

町は沈み、たくさんの船は難破したようなのだが、逃げ惑う阿鼻叫喚な人民の様子は、どこにも描かれてはいない。
そもそも、その原因とは、5歳児のおままごとのような恋愛ごっこが発端なんでせ?
被害者から見れば、通り魔より救われないのぢゃなかろうか。
最後、ご都合良くも全てが収束して、めでたしめでたし?となるのだが、これでいいんだろうか?という思いだけが強く残る。

アニメーションも画一化されてきて、初期のディズニー作品などに見られた職人テイストが失われて久しい。
(内容はともかく)ポニョのアニメとしての原点回帰の姿勢は買いとしたい。

乱暴と待機

2008.7.26

本谷有希子著「乱暴と待機」読了。
これってE・ブロンテの「嵐が丘」じゃん、と思った。
ヒースクリフとキャサリンだけの完結された世界が「嵐が丘」であり、単に恋愛ものというジャンルに入れられない不可思議さを物語は内包して進んでいた。
普通「魂」などといった単語は気恥ずかしく、とても使えないのだが、脳内にぽっかり浮かんだヒースの荒地、ここでだけはそれが許されるような そんな磁場をおもわず信じさせるエセ魔法。

それで「乱暴と待機」。
テーマからすれば「復讐と待機」でもいいかもしれない。
主な主人公は四人である。
保健所の犬の殺処分という仕事についている山根英則
彼に復讐されるという理由だけで、何年も一緒に暮らしている奈々瀬
そして、そんな山根に対して奇妙なコンプレックスを持てあましている番上と、その恋人あずさ
何故、二人は一緒に暮らすようになったのか、奈々瀬はいったいどんな罪を犯したというのか?
犬殺しの悪夢に悩む山根の同僚の番上が、二人に関心を持ち始め、その謎を解こうと接近してくる。
二人だけの完結された世界は、他者の侵入で変容していくのか?

私は「嵐が丘」を読んだときに、幸福な結末を迎えるヒースクリフとキャサリンの物語も想像したことがある。
「乱暴と待機」を読んで、そのことを思い出した。
物語の内容と裏腹に読後感は爽やかである。

ゼロゼロ物件

2008.7.25

「敷金や礼金が無料の「ゼロゼロ物件」と呼ばれるアパートの賃貸をめぐって、高額な違約金を支払わされるなどのトラブルが 相次いでいることを受けて、東京で弁護士などによる電話相談が行われています。」
という報道をTVのニュースで見た。

7/17の朝日新聞でも、敷金・礼金ゼロで賃貸募集している不動産会社「スマイルサービス」が入居者から訴えられるという記事を読む。
(滞納しているテナントからの賠償提訴だが「家賃を滞納した際に、鍵を無断で換えられ、入室できなくなり、違約金も支払わされた」というのがその言い分。
弁護士は「一時使用契約」で一方的に解約するという契約内容が問題だったとするコメント。
実質は賃貸契約だったと主張している部分が争点のポイントになるんだろう。)

実は、うちのゲストハウスのある駅から、家具・家電つきなんとかパレス支店が、7月に静かに撤退していたのだ。
こういった社会問題化されている背景とも何か関係しているのだろうか。

「ゼロゼロ物件」があることで重宝しているテナントも数多くいるはずだし、家賃滞納しても平気なんだ、なんて世間に認知されても困る。
ただテナントと不動産会社との間に信頼関係がなかったのが、一番の問題だった、という気がする。
グッドウィルなどのあり方にも似ている。

このへんの問題は初台駅のゲストハウスのオーナーともおおいに盛り上がって話した。
そういえば、ゲストハウス以前の木造アパート賃貸時代、管理でお世話になった不動産業者は、地元でうん十年、やってきたおじちゃんであった。
彼のテナント選別は厳しかったらしい。
ネットは使えなくても、そのへんはプロだったのだろう。
食えないおっちゃんだったがマニュアル化できない部分に関しては最強だったのかもしれない。

小劇団チラシと不動産募集広告の可能性について

2008.7.24

小劇団の芝居を見に行くと、山のようにチラシが配られる。
それはバレエなり、クラッシック音楽なり、どんな公演でも似たような状況だと思うのだが。
一つ「類は友を呼ぶ」ちう法則がここにはあって、小劇団ご用達チラシには、ライオンキングだの宝塚なんとか組だのといったメジャーな公演は一切含まれていないという状況がある。
何だか、奇を狙ったわけわからん劇団名が並び、舞台よりはデザインに全て心血注ぎました的チラシが、これでもか、とテンコ盛りで入っているだけである。

で、以前から、小劇団に携わる人々というのは、役者や裏方、それを支えるサポーターや観客、小劇団つながりで見に来ている他の関係者まで、 ゲストハウスど真ん中の人ではないか、と思ったことがあり。
このチラシにゲストハウスの広告入れたら、いいんじゃありませんこと?
もしかしてこれって、私しか気づいてない手法だよ、凄いよ!!マサルさん!!
と世阿弥が「風姿花伝」を編み出したが如く、ひそかにわが胸にこの企画を暖め続けていたのである。

そして、この日、初台にて日本人向けゲストハウスのオーナーと邂逅を果たした。
うちが始める4年前から、この業界に参戦している人であり、今後の提携も含めた大切な会合であった。
腰の低い礼儀正しい男性だった。
ゲストハウスから派生した文化やハウス作りのこだわり、他の人への義理も大切にされていた。
ふと、小劇団の話になり、私のこの手法を話したところ、彼はもう既に、数回試してみたそうだ。
結果、反応は皆無だったそうで、大笑いとなる。
いいね、いいね。
ゲストハウスに対する認識や危機感、ともに非常に近い感覚を持っている。
提携するしないは別として、友達ハウスとして長くつきあっていけそうである。
ビックサイトでの大家向けイベントの講演なども彼は控えているので、おちついたら、平和台を見せて欲しいと言われた。

てのひら怪談 百怪繚乱編

2008.7.23

「てのひら怪談 百怪繚乱編」読了。
もう三冊目となった「てのひら怪談」である。
このムーヴメントから注目されるようになった作家群も粒が揃ってきたし、新鋭も続々参加してきているという編集する側から見れば、大漁旗でも立てておきたいような絶好状態

そんな旬に水を差すようで恐縮なのだが、ひとつ、告白することがある。
「てのひら」を読むといつも、「作為」という言葉がぐるぐると渦巻いて仕方がないのだ。
小説、映画の類はみな「つくりごと」に過ぎないという大前提があり、普段はそんなことをじぇんじぇん気にせずとも、自らそれを求め、楽しんでいるのに、何故に「てのひら」を開くと「作為」がいつも渦巻くのか。
ああ、暑ッちい、ひとつ脳みそでも騙くらかして涼しくなるべ?
と、根源的な恐怖を味わわんと、本書を手に取り、脳内麻薬の分泌を即するのだが、「作為」という単語が邪魔して涼しくなれないのだ。

実は三冊目の百怪繚乱編が一番気に入っているので、こんな感想文で情けない。
代わりに「てのひら怪談」活用法を告知する。
自分のお気に入りの恐怖をみつけることで、自分を分析してみよう。
「自分の説明書」なる血液型診断本がバカ売れしているのだが、「てのひら」でも、自分を診断できちゃう気がしませんか?

啓文堂

2008.7.22

八王子の啓文堂で女性書店員が刺殺された
啓文堂は「京王書籍販売」こと京王電鉄が経営している本屋さんである。
京王線沿線に住む私が「地元の本屋」と称する本屋は主にここを指している。
別に飲食店だろうが、衣類の販売店だろうが、あっちゃあならないことだったが、本屋で本棚の整理中に起きた事件ということが殊更に私には悲しかった。
ご冥福をお祈りします。

未来歳時記・バイオ黙示録

2008.7.21

↓「丸の内本店〜『未来歳時記・バイオ黙示録』(集英社)発売記念〜諸星大二郎先生 サイン会」
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/3216.aspx
mixiに入って「諸星大二郎」コミュに入会したので、情報がとれるようになったのは何よりである。

本来、サイン会などといったイベントには冷たい目を向けてきたのだが、友達も行くことになったため、 ともに、動く諸星先生を見てこようぢゃないか、という運びとなった。
真のファンとは、こういった類には参加すべきではない、というカタクナな信念も持っていたはずだが、 夏休み、旅行ひとつ行くわけではなく、平和台にて肉体労働する自分に何のイベントも用意されていないことに愕然としたのである。
唯一の娯楽がこれかよ、と言われれば返す言葉もないのだが、最近は趣味が仕事になっていることに危機感もあるので、こういう時間を作るだけで 人間に戻れた観もある。
丸善本店も久しぶりなので、行くのが楽しみである。
「未来歳時記・バイオ黙示録」については、新作なのか既存作品を編集しなおしたものなのかも、定かではない。
せっかくだから、未読作品の一つでも入れておいて欲しいものであるが。

イメトレDIY

2008.7.20

白いドアの部屋

日曜は大工さんが休み。
というわけで、平和台のリフォーム工事の途中経過をつぶさにチェックしに出向く。
楽しい。
よく虚業と実業なんて言葉もあったりするのだが、こういう形が目に見えてできていく仕事は私には楽しい。
リフォーム工事見たさに融資を受けているわけではないんだが。

もう床材、フローリングやCF、壁紙やドア・巾木選びも済んでいるので、私のやることは、 工事最終まで見守りつつ、軌道修正も考えつつ、大工さんらにゼゼを支払うことだけである。
工事に含まれていない部分の補修だの掃除も勿論、しっかり残してある。
●ベランダの補修
●システムキッチンのイメージ・チェンジ
●台所横にあるボロボロの棚を塗るか、貼るかする
などが自分の宿題となる。
これらを頭に収めながら、ホームセンターで必要となるべきものを金魚すくいのように選んでいた。
最終的に、テナントの入居が完了するまでは、慌しく、厳しい生活が続くのだろう。

続・新しい一頁

2008.7.19

いやあ、またですよ。
土曜の昼下がりの、わがゲストハウスの恒例行事については、6.16に記録しましたが。
この日は前回よりは少し遅い時間帯に訪れたので、もうやるべきことは終了していたようでした。
がっ、
シャワールームから男女のくすくす笑う声が漏れ伝わってきたわけです。
私としては、二人が脱衣所から仲良く出てきたのと遭遇してしまったら、かなりお互い気まずくなるのではないかな?と気を利かせて台所清掃にいそしんでおりました。
最初は女性が、次はアメリカ人テナントである男性がそれぞれの部屋に消えていきました。
男性の方は悪びれることなく、私に手を振っていましたし、別に気を使うようなことではないんでしょうね。きっと。
おおらかではない私の方が、きっと間違ってるんでしょうね?

傘を借りる

2008.7.18

平和台のリフォーム工事費だが、国金(国民金融公庫)が貸してくれることになった。
審査はうるさく、ムッとする質問も多かった。
だが、こちとら無担保・無保証人で貸してもらう立場なのである。
気分は、時代劇に出てくるムシロに座らせられた裁きを待つ貧民?
何故なら、最初むずかしいかも、と言われていたのだ。
が、私が無意識に提示したカードの中に何か冷たい国金担当の目をひくものがあったのだろうか、 それはわからないが、無事融資していただける運びとなった。
今度で3回目、総額400万×3=1200万である。
可愛い金額でしょう?
最初の融資返済があと1年と3ヶ月で終わる。
3年返済という短さであっても私は日々の労働にうんざりしてきている。
人間、お金を借りるときには必ず返す、と思っていても、借りたあとは有り難味など忘れてしまうものである。
国金担当はそれを熟知しているにちがいない。

異形コレクション「未来妖怪」

2008.7.17

異形コレクション 40「未来妖怪」 (光文社文庫)読了
○(お気に入り)2つ、△(その次のお気に入り)2つ、×(問題作)1つの縛りで選評をされている某blogを拝見したのだが、私も真似てみる。
ただその数が規定値に収まらなかった点には、目をつぶっていただきたい。

○合わせ鏡の地獄(三津田新三)
冒頭、江戸川乱歩の「鏡地獄」の紹介から始まる。
で、「鏡地獄」の結末はどうなるのか、書かれていないので、とっても気になってしまった。
次に主人公がとあるカプセルホテルで不思議な男と出会い、男が「魔術で使う鏡の作り方」を話し出す。
この鏡、できあがっても人間は覗いちゃいけないらしいのだが、犬か猫に覗かせるというやり方で、鏡が完成したかチェックできるらしいのだ。
ここでもこの話は途切れてしまい、私の好奇心はお預けをくらう。
で、まさか肝心のお話までも途切れるのではあるまいな?と不安を感じながらも、好奇心をくすぐられた見物人である私は、鏡張りの見世物小屋の中へ中へと 入る仕掛けとなっている。
着想は面白いのだが、結末が平坦でガッカリした作品もあったりした中で、これは最初から最後まで緊張途切れることなく、読み終えることができ、 満足感いっぱいであった。

△試作品三号(小林泰三)
△事実に基づいて(小中千昭)
△黒いエマージェンシーボックス(平谷美樹)

×ぬっへっほふ(朝松健)
面白かったですよ、足利尊氏を初代として、歴代の将軍たちの前に現れる妖怪。
「おわりをまて」とささやき、冷たい唇をおしあて、消えていく妖怪。
彼と遭遇する将軍にはさまざまな形の死が訪れます。
私は蝦蟇妖怪に出会ったアル中の五代将軍義量が一番、お気の毒でした。
で、最後、妖魔の言葉の謎解きが明らかになるのですが、15代将軍まで読み続けてきた私は、 をいをい、と苦笑するしかなかったといふ。

×奴等(タタツシンイチ)

最後に19名の作家の宝石箱「未来妖怪燐寸匣」の中からはお気に入り2編を選びました。
○「のうげろり」(ハカウチマリ)
この題そのもので既に「未来妖怪」を表現している。
500文字以内の作品を書くならば、当然、題、ペンネームでさえ、コーディネイトするべきである。
A型なので私も「のうげろり」は防げません。
○「カワウソ」(不狼児)
吟味された言葉が心地よかった。

未来妖怪ゲット

2008.7.11

異形コレクション 40「未来妖怪」 (光文社文庫)を六本木ABCにて、なんとか購入。
或る作品だけは読んだのだが、雑用が多く、まるごとは読めていない。
ぶっちゃけ、「超短編の世界」も「てのひら怪談」もである。

時間ばかりではなく、脳がビジネスモードに入っているせいもある。
月曜から実家に泊まりに行く予定なので、「未来妖怪」は持っていくことになるだろう。
更新は実家からは、(その用意をしていないので)できないと思う。
しょーもないことでごめんなさいです。

ナツイチな夏

2008.7.10

伊豆の踊り子

もうあちこちのニュースに出ているので知っておられる方もいるとは思うが、川端康成著「伊豆の踊子」×荒木飛呂彦画伯のコラボ表紙である。

私はこれをいち早く書店にて目撃した。
以前、小畑健が装画しただけで「人間失格」が21万部となり、これから漫画家を表紙に用いた集英社の戦術は続くであろうことを、ここで書いた記憶がある。
その時に、荒木飛呂彦先生が登場する予感についてもしたためた気がする。
(と思いきや、Egoiste Gallerryでした)
で、川端康成である。
私はこれを途中まで読んだけんども、途中で退屈して、結末だけ眺めるとぶん投げてしまったのである。
今なら読めるだろうか。
ともあれ、巨匠の名作シリーズなどといったものは、感受性に皮下脂肪がたまるメタボ前に出会うにこしたことはない
この表紙画を見れば見るほど、踊り子の最後がさっぱり思い出せないでいる

超短編の世界

2008.7.9

実家に泊まって、早朝から始動す。
朝7時30分に、ゲストハウスのゴミ捨てチェック。
その後は、平和台にて大工さんにビール券を配る予定。

10時の開店とともに、池袋ジュンク堂に潜入。
たくさんの小学生が見学に来ていた。
お仕事体験だろうか。
ジュンク堂にて「超短編の世界」を買い求めんとするが、お取り寄せになるというつれないお返事。
池袋にはあまり来ないので、他で探すことにする。
ついでにいうと、異形コレクション「未来妖怪」は発売日一日前なので、まだ売ってはもらえなかった。
(池袋ジュンク堂で25冊の在庫があるようだ。)
他の雑用あれこれをこなしながら、昼過ぎに新宿紀伊国屋に到着。
あった、ありました。
最後の在庫一冊をゲットする。
手持ちの荷物が多かったため、いつも通り、配送してもらうことにする。
購入した本、図書館から借りた本が山となり、未読が山のようにたまっている。
上野の「対決−巨匠たちの日本美術」も見に行かねばならない。
温暖化対策のように、日々待ったなしという状況である。

文士ハウス

2008.7.8

文士の家

昨日は、平和台戸建ての工事進捗確認に出向く。
偽文士日碌ちう筒井先生の新コンテンツが始まったようだが、木造家屋前で佇む先生の様子を見て、ひらめくものがあった。
このハウスコンセプトは「文士の家」にて決まり!!
とはいえ、桃色に外壁塗装する可能性もあるんだが。

有楽町線「北池袋」駅にて叫ぶ女あり。
口汚く罵り続けている。
腹に据えかねる出来事をそんなに溜め込んでお気の毒ではある。
女性が店員の目を傘でつついたり、通り魔と化し、通行人を刺したりといった事件が相次いだせいか、赤ん坊を連れた人などは既に逃げ出している。
駅改札が結界となっていたかのように、女性は駅から中へは入らなかった。
今、刺されたら、工事費の支払いができなくなってまう。
私のせいで工務店の資金繰りを悪くさせることはできないので、私もそそくさと電車でその場を離れたのであったよ。

あちん

2008.7.7

雀野日名子著「あちん」読了。
主人公が出くわした怪異が連作でまとめられている。
第2回「幽」怪談文学賞短編部門大賞受賞作。

F市(福井市)が舞台になっているのだが、表題作の「あちん」を読んで思い出されたのが、幼少時から祖母より繰り返し聞かされた広島の原爆投下後の地獄模様である。
私はこれを聞かされるのが嫌でたまらなかった
(このトラウマの為に、私はケロイド写真が駄目なヒトである。
「はだしのゲン」もたぶん生涯、読むことはないだろう。)

そのような拒否反応があるために、表題作より「迷走」「タブノキ」の方が、さわやか?に読み終えることができた。

ついでに言えば、本谷有希子著「腑抜けども 悲しみの愛を見せろ」も読み終えたのだが、映画の方がテーマをより明確に浮き立たせていたように思う。
「キサラギ」といい、最近は邦画の方が面白い。

花の色は

2008.7.6

古いOSがきしみだしたので、中古ではあるがXPを搭載したパソの方へとデータを移動させた。
バックアップソフトもフリーの使いやすいものが、出回っており、なんと便利な世の中になったことだろうと感心してしまう。
旧サイトの名残のデータなどを眺めれば、月日の移り変わりとは、何と無残なものだろうと気分だけは小野小町である。
画像コンテンツもメニューからはずしてしまったし、ここは真の跡地となってしまった。
気分で休んだり、復活させたりしていること自体、しょーもないし、サイトとして内容的にもどうなのよ?と考えることも多い。
リンクなども、未だ更新を続けている数少ないリンク先様に、申し訳ない思いではずしてしまった。
また季節が回っていくのだなあ、としみじみ紫陽花を眺めているのだ。

雨の日に傘を借りに行く

2008.7.4

日経平均株価が11日続落更新中である。
1954年の4月28日から15日間連続しての下落記録以来、なんと、54年ぶりだそうで、不況の波はひたひたと足元を濡らしている。
で、いけいけどんどんだった世界の投資マインドは、急激に冷え込んできており、このように参加者が少ない状況でこそ、本来は投資するべきなのである。
(とはいえ、方向を間違えると痛すぎる状況なので、信号はよく見て渡りたい。)

こんなどしゃ降りの雨(事実、今日の東京の天気もうっすら雨模様)のなか、本日は、国金こと国民金融公庫に融資の申し込みに行くのである。
まあ、エビの養殖やってま、などと嘘こいて、大勢の人をだまくらかしたりするような悪いコトをしているわけではないので、胸を張って堂々と「お頼申します」と言えばいいだけである。
なかなか審査が厳しいと言われている国金を突破できるか、お楽しみに。
(って別に、本人以外には、どうでもいいハナシであった)

未来妖怪

2008.7.3

と或る表現者の作品がたてつづけに出版されるらしい
・ISBN:978-4-334-74452-6(ISBN-10:43347445**)
・発行日:2008年7月20日初版1刷発行(7月10日発売予定)
異形コレクション「未来妖怪」

そして、もう一冊は、「超短編の世界」である
こんな影響力のないサイトでしか告知できないのが情けないが、実に喜ばしいことなので書かせていただきたい

便乗値上げ

2008.7.2

本日はゲストハウスの清掃。
同日での入・退去があった部屋の備品の調整、二人入居となった部屋への備品の搬入などの業務も行う。

実は春から大幅に、家賃の値上げをした。
理由は、光熱費やサプライ商品の値上げ(と私の好奇心)である。
春までは学生の割合が多かったのだが、現在は、家賃効果からか、社会人が半分までになった。
(転勤が多いせいか、4人までは英会話教師の皆さんである)
それとともに、生活マナーも向上した。
特に2F。
問題児だったヴァラーハ君(仮名)やペルー人テナントがいなくなったせいもあるのかもしれない。
問題児が入る可能性が強まる家賃のライン引きは、大家の想像力で決断していかなくてはいけない。
2Fの変貌は大きく、最近はいつ行っても、台所が綺麗に保たれているのには、驚くばかりである。
掃除にかける時間も減った。

こんなテナントが多くなると、私も彼らに心からの感謝の気持ちを持つことができる。
利益があがった部分は、テナントへの備品を買い足したり、新しくする方に回そうかなとも思うし、より掃除に励むこともできるという好循環の輪が完成。

トカトントン

2008.7.1

昨日の「平和台戸建」の決済について、いろいろ書こうと思ったのだが、書いている時間がない。
この物件は、古い戸建てであるので、いろいろな部分にガタがきている。
工務店のリフォーム工事は、本日より突入することになった。

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